出社が楽しい経済学

またまたNHKで
よさげな番組を目撃
自分でもなんで土曜の夜に
教育テレビにチャンネルを合わせたか不明だが
番組名は
出社が楽しい経済学
今回のテーマは
「比較優位」
番組ではドラマ形式で実例をあげ経済学に関するキーワードを説明していくスタイル。
今回の「比較優位」はこんなかんじ・・・
  全ての能力において同期の花形君に劣ると嘆く新人・小山内君。
 そんな彼を救うのが「比較優位」の考え方。
 
 例えば一時間あたり 花形君は10件の営業アポイントをとり、5件の企画書を作成できるスキルの持ち主。
 一方の小山内君は、一時間あたり5件の営業アポイントと3件の企画書作成というスキル。
 数字だけみると小山内君は・・・ だが ここに「比較優位」の考えを持ち込むと
 
 企画書作成能力が高いからと言って花形君に企画書の作成を頼むと、営業アポイントという仕事が犠牲になる。
 営業アポイントを基準に考えると、企画書作成に時間を費やすことで犠牲になる営業アポイント件数は花形君の方が大きいことがわかる。
 花形君   企画書作成1件あたり → 営業アポ2件ロス
 小山内君       〃        →    〃 1.6件のロス
 小山内君の場合 機会費用(その仕事をすることで犠牲になる仕事)が小さい仕事に特化(企画書作成)、分業することで全体の生産性が上がる。
 高い能力を持つ花形君であっても能力の低い小山内君とうまく協力することで生産性を高めることができるのだ。
 ポイントは誰でも何からの比較優位を持つということ。
 小山内君にも生きていく道はある。
 というお話。
 ま、実際 会社で評価されるのは花形君のような人材かと思いますが、こういう考え方も必要ですね。
 何事も一方向からだけではなくいろんな方向から見てみるというのは大事なことですね。

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この記事を書いた人

ワラウカド