お店にWebサイトは必ず必要か?

タイトルからしてWebサイト作成を業務の一つとしている人の発言じゃないんですが、Webサイトを持っていないお客様に提案したときに
うちはホームページなんていらないし
と言われることがよくあります。

確かに、そのお店はWebサイトは無いですし、ブログなどでお店の情報を出すといったことも行っていないのですが、たしかに繁盛しています。
よーく観察してみると
昔からのお客さんだったり、お客さんの友達、さらにその友達といった感じで常連だけではなく新しいお客様もちょこちょこ増えている繁盛店です。
しかし何もしていないというわけではなく、ネット以外でお客さんに対するアプローチは常に行っています。季節ごとにイベントを開催したり、誕生日にはプレゼントを出したりといったサービスをともすればやりすぎなんじゃ? というほど行っています。

人間だれしも サービスされて嫌な人はいませんよね。
そうすると何かの時に同じような業種のお店から選ばなければいけない時には必ず、その店を選ぶことになるでしょう。また、知り合いに聞かれれば迷わずそのお店を紹介することになりますよね。
たしかに、このような「人と人との繋がり」を大切にした営業をしているとWebサイトって特に無くてもいいのかなと思ってしまいます。

ただ、これはあくまでも地域に根ざして手間暇かけて人と人との繋がりを築き上げてきた結果であって、誰でもがすぐに実践して結果がでるようなものではありません。
ここで通常は
「いやいや、他の地域から新しいお客様を呼び込むにはネット上で・・・」
といったゴリ押しの営業をするのが一般的なんでしょうけど、結局そうやってWebサイトを作ったとしても更新をせずに陳腐化してしまうのが目に見えています。
それならば、実際にお客様にアプローチする際に必要な季節の案内状とか、名刺、イベント告知のSPツール等を提案したほうがよっぽどお店のためです。

「人と人との繋がり」
といえばネット上でいうところのSNS。
特に実名制であるFacebookが思い浮かびます。といっても、Facebookで知らない人にもどんどん友達申請を送って、友達を増やし、その友達にドンドンお店の宣伝をする。
といったような間違った使い方をしてはかえって自分と自分のお店の評判を落とすことになりかねません。
SNSが一般的となってきた現代では、リアルな人付き合いと同様、節度をもってネット上でも交流していくようにしたいものですね。

この記事を書いた人

ワラウカド